イラン航空当局 5都市で海外航空会社のイラン便環境規制を撤廃

 イラン航空当局は22日、外国航空会社の旅客・貨物全てに適用されるイラン便使用機材を対象とした航空機環境規制に関して、テヘラン、コム、マシュハド、キーシュ島、エスファハーンの5都市で西暦の6月付けでこの規制を撤廃すると公表した。
 航空当局トップは会見で「この環境規定は中東で最も厳しい環境基準とされていて、外国航空会社のイランへの参入を困難とする要因の一つとされていたが、この規制に関してさらなる観光客の増大を目指す為撤廃する。」と発言した。
 外国企業を対象としたイラン便の乗り入れ機の環境規定は前述の通りもっとも厳しい基準が課せられており、乗り入れには常に最新鋭の機材を用いる必要性があった。
 取り締まりに関しては必ずしも遵守されているとは限らず、所謂最新鋭ではない機体でも申請が通るケースも存在したが、トゥルキエなどの一部航空会社が最新鋭ではない機体で増便申請、および新規路線の申し出を行った際に航空当局により拒否された事例も存在し、一定の足かせとなっていたのは確かである。
 この規定の撤廃に対して観光庁の幹部も「イランへの外国航空会社の乗り入れ規制の緩和はイラン観光のブームの高まりと時期を同じにしており、イラン観光への注目度が高まる絶好のチャンスである。」と発言。

「キーシュ島に関しては経済、観光特区に指定されており、清華企業との連携の元、空港設備の拡大工事が行われている。次の中東地域のハブ、経済センターとしてのイランの期待値が倍増したことは言うまでもないだろう。」と語り、「ドバイやイスタンブール、カイロの次はテヘラン、キーシュ島の時代が来る可能性も極めて現実的なものとなりつつある。」と述べた。
 

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【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル

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