テヘラン警察 外国勢力の反政府デモ司令官の処刑を公開

 テヘランの警察当局は本日1月20日早朝に、先月イスラム革命特別法廷において死刑を求刑されていていたイラン国籍を持つトルコ人のヘイダル・アバゾフ容疑者に対して神による裁きを下したことを公表し、処刑の様子を撮影し、テレビ配信という形での公開処刑という方式をとり、執行後もこうした映像を大々的に報じている。
 今回クレーン車によって絞首刑に掛けられたヘイダル・アバゾフ氏は去年の10月に発生したアゼルバイジャン系イラン人男性の殺害事件を巡る一連の反政府デモにおいて、主に一部の西側国家の運営するSNSを通じてこれを扇動し、尚且つ国外の協力者と協調し警察など保安勢力を毒牙に掛けるべく陰謀の限りを尽くしてた人物であるとされている。アゼルバイジャン州でのアゼルバイジャン人男性の殺害事件を巡る月にテヘラン郊外のデモ現場近くの潜伏先に潜んでいたのを地元バスィージ隊員と警察の捜査により拘束されていた。
 逮捕後テヘランのエヴィーン刑務所に移送され撤退した取調べを行い、「外国に籍を置く政治組織に所属していたこと、イランの国土の一地域の独立を目指してこの騒動の拡大と政府の治安維持勢力への攻撃を目標にして活動していた。」と自らの犯行を認めた。
 イスラム革命特別法廷は去年の12月20日に近隣国及び欧米の外国勢力と結託し内乱を煽り、陰謀の限りを尽くした事に関して「イスラム共和国体制の打倒を目指して行動し地上に腐敗と堕落を齎した罪」により死刑判決が確定した。
 アバゾフ容疑者は他の容疑で逮捕された死刑囚と二人同時にテヘラン郊外の軍事施設の用地にて執行された。執行される前に「独立・自由・アゼルバイジャン」と言い残し執行された。アゼルバイジャン系住民による抗議デモではこれまで8人が各法廷において死刑判決が下されていたが、アバゾフ容疑者が今回このデモにて処刑された最初の死刑囚となった。
 イランでは公開処刑は街頭で行われるケースが一般的だが警察が用意した用地で執行しそれをオンラインで公開するケースは今回が初めてである。
 テヘランを管轄する警察軍の司令官は「彼の戯言に声を傾けては行けない。彼ら外来の内乱勢力は我々が神に誓って殲滅する。このような悪弊勢力は我らが警察によって一人残らず地獄に落ちるだろう。」とコメントしている。

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【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル

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