イラン・イスラム地上軍の機甲部隊司令官セイエド・ガザミザデ大佐は地上軍の保有する主力戦車カルバラ61の稼働率向上を公表した。
ガザミザデ司令官は「この戦車の内部機構の近代化に加えて、既存の整備センターの増設とパーツの国内生産プロジェクトを行い、この戦車の稼働率を大幅に向上させた。」と取材陣に対してコメントした。
このカルバラ61戦車はイギリスから帝政時代の1980〜82年の革命までの2年間を通し420両が調達されシール1(チーフテン戦車)の後継としてシール2戦車(英国チャレンジャー1戦車)として運用された。
革命後はシーア派における聖戦と調達年にちなみ「カルバラ61」と改名されイランイラク戦争では重量と機動性を突く戦術でサダム体制軍に40両近く損害を出すこともあったが、国軍はあの手この手で最新鋭のこの車両を内地や戦場にて温存し、戦後半数以上が停戦を迎えている。
司令官は「戦後もカルバラ61戦車は貴重な機甲戦略としてあり続けたが、革命以降部品供給のストップにより、保有数の大半が満足に稼働できなくなっていた。しかしながら2010年に開始された稼働率回復プログラムが着実に成果を見せ始め、現在では具体的な数字は軍事機密としつつも温存されたカルバラ61戦車は非常に良い稼働状況にある。」と述べた。
【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル
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