イラン軍　イラン各地で軍事パレードを実施

　イラン軍およびイスラム革命防衛隊は22そ日、隣国イラク軍がイランに不当に軍事侵攻を開始したことから勃発したイランイラク戦争の開戦を記念し、この日から聖なる防衛週間が開催される。これに伴い、イラン各地で軍事パレードが実施され、軍関連の露出が高まる時期に差し掛かった。

　今回のパレードでは例年見られた弾道ミサイル類の登場頻度が低下したのに対して軍事用ドローンの披露が爆発的増加したと南都大廣田・ザハド・ユウタロウニ氏は語っている。

　今回の演習ではイランの開発したシャヘドドローンの各シリーズが多数、各地のパレードにて登場し、首都テヘランで行われた物に関しては鹵獲した米国製のRQ-170をリバースエンジニアリングし、国産化したシャヘド171ドローンも公開され、こちらはトランスポーターに搭載されて展示された他、爆弾層を展開した状態で上空を飛行。別のパレードではフレアを撒きながら飛行するなどソ連式の演習と遜色ない展示が会場を沸かせた。

　一方で陸戦兵器の露出は例年より少なく、工兵の管轄する作業車や救護車両などはほぼ姿を見せなかったとされている。去年見られた様な新型の弾道ミサイルの展示も殆ど行われなかった。こうした例年見られてきた兵器の露出が少ない分、

　廣田・ザハド・ユウタロウニ氏はユウタロウニ「新型のドローン類の兵器の展示に力が注がられ、ドローン技術の飛躍が目に見える軍事パレードとなっていた。」と分析している。