23日、イランは新年「ノウルーズ」が到来し、イラン歴1402年を迎えた。また、24日はイスラームにおける聖月「ラマダン月」が始まった。
当初は過激派による抗議デモの悪化などの社会的混乱を危惧する声も若干数あったが、現状イランの人々は平穏なノウルーズを過ごしていると言える。
年明けから一週間ほど経ち、このほど最高指導者から新年のメッセージが彼の運営するサイトに掲載された。
ハメネイ師はメッセージにて、新年の挨拶と共に去年拡大した対外輸出の状況などいくつかのデータを持ち出した他、インフレや政治的腐敗との闘いなど課題点にも触れて本年も飛躍の年になってほしいと述べている。
課題点の言及において、「昨年は人々の心を動かす悲しい事件も起こり、大きな暴力へと発展した」と発言。これを踏まえて「愚かな破壊行為は慎むと共に、すべての国民にとって今年のノウルーズが健やかで穏やかな物となることを祈っている。」と締め括った。
また時を同じくして始まったラマダーンにも言及し、例年と事情が異なる部分もあるが、ラマダーンはムスリムとしの敬虔さや自覚の試される最も重要な時期である。ムスリムとしての自覚を持ち、最大限の努力を怠らないで頂きたい。」と語っている。
【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル
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