車に乗らない火曜日キャンペーン再開へ

 環境省が主催するエコキャンペーン「車に乗らない火曜日キャンペーン」が本日から再開される。この取り組みはイランの特に都市部を中心とした大気汚染問題に対する取り組みとして開始され、車の代わりによりクリーンな自転車を使うこと、自転車を活用した移動の促進を行う取り組みである。
 前回は2015年から役25週に亘り展開されたこのキャンペーンはイランの待機の状態を微かに好転させた可能性があると言われている。
 他方でイラン人にとって自転車とは馴染みの少ない乗り物である。イラン人にとって自転車を目にする機会は自動車やバイクのそれと比較すると遥かに珍しい物である。その理由はイランの田舎は勿論、都市部に至るまで起伏に富んだ地形をしており、自転車を活用するにはいささかハードであることに起因する。このことはテヘランも例に漏れずそうであり、イラン人商人にとっても自国で自転車を売る苦労は自動車やバイクを売るのとは比べものにならないほどハードである。この乗り物に馴染みの薄いイラン人にとって自転車に乗るのは余程の愛好家くらいである。
 ↑イランの自転車愛好家
 そう言うわけで7年前のキャンペーンは微々たる成果で終わったが、今回の取り組みではより市民に自転車を楽しんでもらうべく、GPS付きのレンタル自転車サービスを開始することも検討している。
 他方で女性への利用の推進はまた別の問題を秘めている。過去にハメネイ師は女性の自転車利用を反道徳的として感じるべきとのファトワーを出し、反響を呼んだこともあった、イラン以外のイスラム圏でもでも女性の自転車利用に関しては議論を呼ぶことは多い。
 

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【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル

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