マカロニを茹でる、関西地方の一部の人はマカロニを炊くとも表現することがあるようだが、イランの場合はマカロニは鍋で焼き上がったものをさらに盛り付けて提供されるのが一般的である。
もちろん料理名がイランにおいてもマカロニであり、パスタを使う料理「イラン風パスタ」などと言われるようにイタリアから渡来した料理であるが、今やイラン人も認める伝統的なイラン料理の一つであると言える。
作り方はシンプルで大抵の場合はマカロニを茹で、トマトとオニオンのベースにイランでは一般的な大豆ミートを加えたミートソースベースを作り、鍋底に油を引き薄切りのポテトを敷き詰めた上でマカロニとミートソースを鍋に加え蒸し焼きにする。焼ければ鍋を大皿の上でひっくり返し、周りを適宜ナッツや野菜などで盛り付けて出来上がり。
鍋底にポテトを敷き詰めるため魅力的な芋の焼き目の迫力に押され、一見するとマカロニと判断することは難しい形状をしているが、こちらがイラン人に馴染み深いマカロニの姿なのである。
家庭料理の一つとして知られるマカロニだが、鍋のサイズを調節するなどして飲食店で提供されるケースも増加傾向にあるほか、イランの食品メーカーもこれを模倣したインスタント食品を発売するなどイランで近々新たなブームが起こるのではないかと言われている。
【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル
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