イラン西部に位置するロレスターン州の中心都市ホラマバードにあるファラコルアフラク城砦の庭園内を活用して第12回目となるイラン民俗文化祭が開かれた。
この民俗文化祭では、ホラマバード民俗博物館主催の元、イラン国内の３０州にまたがる様々な民族の出身者らが、自らの伝統文化を紹介した。
また、伝統音楽に加えて、自らが誇る手工芸や地元の風俗習慣、伝統的な郷土料理などが見学者に披露された。
ロレスターン州は、大自然の景勝地といった天然の観光資源だけでなく、文化や歴史的な重要性をも持ち合わせた文化遺産も多く残されているイラン西部の観光拠点である。
ファラコルアフラク城砦もその文化的遺産の一つであるが、イランイラク戦争当初はサダム体制軍の侵略に晒され多くの被害を被った。
イラン民俗祭は戦災の修復を記念し12年前から開催されるようになり、多くの観光客が参加する重要なイベントとなっている。
【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル
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