ハメネイ師 クルド地区攻撃関与否定

 ハメネイ師は昨日公式ホームページを更新し、先般のクルド地区攻撃に関してイランが全く関与していないことを動画にて明かしました。
 公開動画にてハメネイ師は「イラン国軍並びにイスラム・革命防衛隊両軍の司令官として先のクルド人攻撃への我が国の関与を否定し、この首謀者を最大限非難する。」と発言しました。
 このほか首謀者に関してゴドスの僕達(革命防衛隊ゴドス軍)による調査を行なっている。とし、発射されたロケットの部品を回収済みである事を明らかにしました。
 また彼はこの件の実行者に関して「とにかく我々はアラーに誓って関与していない。我々はクルドの人々と共にある。悪魔の界隈アメリカのペテンに塗れた蛮行がまた一つ記録された。我々はお前たちの悪夢を消して忘れない。
 アメリカという悪意に塗れた国家による植民地主義政策において過去様々な自作自演があったことを失念してはならない。アメリカという国は今まで自国の国益のために平気で嘘をつき、それを正義と囃し立てて正義の国を主張してきた。」と主張。
 演説動画の最後にはアメリカを名指しし「偽善者に死を!」という言葉でこれを締めくくりました。
 イラン政治に詳しい廣田ザハドユウタロウニ氏はイランが直接的にこの件を起こした可能性は否定できないがおそらく低いという見解を示しました。アメリカによる自作自演を客観的に証明するのは難しいがイランが直接関与する可能性は低いので飛来した方角などの情報はイランを犯人に仕立て上げる恣意的な情報開示が行われているという線は否めない。
 他方でイランが直接関与しなくても混乱したイラク地域に居を構える親イラン的な武装勢力全てがイランの統制下に置かれている訳ではないので、親イラン的イデオロギーを持ち、イランからの武器提供を受けるこの手の組織の犯行であった場合、イラン側が出先の鉄砲玉の暴発を防げなかったという側面は大いにあり得るとの見解を示しました。

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【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル

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