原子力省 原子力庁 ブーシェフル原発2号機試運転を表明

 イラン原子力庁長官の発表によると近日中にブーシェフル原発2号機(竣工後各合意により自主凍結中)の試運転を開始する予定であることを公表しました。
 核合意破棄に向けたイラン側の脅しの一つとして捉えることもできると有識者は話しています。
 2号機は2018年にパフラヴィー朝時代に完成した1号機の設計図を参考にソビエトの支援で作られた軽水炉であり、核合意締結により、竣工までの工事を認められるもイラン側によって自主凍結されていました。
 以前から各部の通電、作動テストは散発的に行われていましたが、本格的に燃料を送り込んでの稼働テストは初めてとの事です。
 イラン側はこのことをIAEA側にも通告を行い、IAEA側の技術者も交えて試運転を行う予定で、IAEA側も「イランの核開発の進展に当たるが、この試運転自体はイラン側の配慮措置であり懸念はするが各合意には抵触しない,」との見解を出しています。一方で試運転を行い問題がなかった場合次回以降の査察に関して2号機もより詳細な調査が行われることは避けられないだろうとの見方がなされています。
 原子力庁長官はこの炉をイランの独断で運用し、ウラン濃縮に活用することはないと語っています。また記者の「建設停止中の3号機の建設再開はあるか?」との質問に対して「アラーに誓ってない。予定事項に一切ない」と断言しました。

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【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル

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