イラン空軍のミサイル開発プロジェクの総責任者であるファジルニザデ将軍は新たにイランはファクール100ミサイルを開発したと報じました。将軍によるとこのミサイルは最新型でAIM-54フェニックスの外装をもとに内部を予備のフェニックスの構造をリバースエンジニアリングしたものと防空軍に配備されていたホークミサイルをイランが独自改良したシャヒーンミサイルの機構をミックスし、さらに配線など内部機構を近代化したことで25%の軽量化に成功したと語りました。
「ファクールというと前作の90ではフェニックスの外装にシャヒーンの内部機構を組み込んだものです。詳細は明かせませんが探知能力が90より強化され、射程も100kmを軽々と越えるアウトレンジミサイルの完成系となり、フェニックスより25%ファクール90より重量・射程・探知能力の点で性能強化が為されている。」と述べています。
空軍によるとこのミサイルは主にF-14戦闘機に装備される予定で実際にこの型の訓練弾を使用し150km以上離れたAWACS役の747機に撃墜判定を出したと発表しています。またトムキャット以外にもSu-24、Mig-25やF-111などの戦術爆撃飛行隊所属機にも装備できる様にするプロジェクト、地上発射型の防空ミサイルユニットの開発も進行中であると語りました。
とある西側の軍事ジャーナリストは「戦闘機を撃ち落とす能力に関しては未知数だが、AWACSなど民間機や民間のそれをベースに作られた支援機をアウトレンジで狙うという意味では非常に脅威的なミサイルとなっている可能性がある。」と語っています。
また、イランがこのミサイルやこれの輸出仕様を作る、あるいは技術を他国に提供することでイランと敵対している国とはさらに異なる国の安全保障に影響を与えるリスクがあることにも言及しました。例えば北朝鮮にもたらされた場合韓国の防空体制にも大きな影響を与えかねない他、反米という点で技術的結び付きが強まりつつあるソ連や清華などに技術が渡ればこれと対峙する多くの国々の空の安全保障にも影響を与えかねない存在になると警鐘を鳴らしています。
【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル
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