サウジ石油施設空爆される

サウジの製油施設、石油貯蔵施設、海上の油田プラント等石油関連施設が何者かによって相次いで攻撃された。この攻撃にはドローンが数十機単位で運用されたと見られている。この他、数十発の巡航ミサイル、対艦ミサイルが使用されたとする見方が強い。
 サウジ当局によると石油生産施設への被害は限定的とする一方で貯蔵施設の被害が甚大で、生き残ったタンクの防衛体制を強化したものの、予備のタンクを精密に攻撃され、国内で産出してもそれを溜めておくリザーブに限りがあり、数日の間は日産は980万バレルから380万バレル程度まで落ち込む見通しもある。
 油田生産に関わる施設の損害はペルシャ湾側の海上油田を除き極めて限定的で生産能力自体への打撃は少ない。しかしサウジの石油ビジネスにとって供給不安による価格の高騰は避けられないと予想される。 
 現在この攻撃に対してイエメンのフーシ派が犯行声明を出しているが、特に被害が甚大なペルシャ湾海上の石油採掘プラントである。こちらは当時採掘はしていなかったものの複数のミサイルが着弾し、現在消化中にあるが、フーシ派がサウジ国内はまだしもサウジ領を飛行しさらに沖にある目標を攻撃するのは能力的に無理があるとの見解が強い。
サウジ政府はイラン・イスラム革命防衛隊が技術面・計画面でバックに存在している可能性が極めて高いとの見解を示している。
攻撃され爆発炎上する石油施設。サウジ石油業界を牽引するサウジアラムコの施設が数多く狙われた。
攻撃を受けた燃料タンク。空だったため主だった被害はないが、空のタンクが相次いで狙われており施設に内通者がいた可能性が高い。
炎上するペルシャ湾のサウジ海上油田。当時採掘作業は行われていなかったが、攻撃が集中した。ここはフーシ派のいるイエメンよりもイランの方が距離的に近い位置にある。

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【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル

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