イラン最高裁はイランの監督者評議会法学者連盟、イランイスラム法学者協会の発令したイジュティハードを承認した。
これにより,アメリカのアルファード大統領に対して出されていた宗教的な欠席裁判における死刑判決がイラン法務省により正式に認可される運びとなった。
一方で外務省のザリフ外相は会見にて「同判決は認可されたものの有効な範囲はイラン国内とイランの監督可能なイスラム社会に限られており、非常に限定的である。国外での執行は有り得ないだろう」と発言した。
現在ザリフ外相、法相、ロウハニ大統領、最高指導者ハメネイ師がこの問題に対して発言している。
ロウハニ大統領は外務省の声明を肯定し、「ファトワーとは異なる点、対外効力の皆無、自身の消極的不支持」の三つの点を強調した。
一方で、ホメイニ師は「アメリカの数えきれない大罪に裁きが下った。」として反米姿勢を強調しつつもロウハニ大統領同様に「ホメイニ時代のファトワーとは異なる法令である」と主張した。一方で、「情状酌量の余地はある」とも発言。「アメリカの過ちの歴史を正すのなら今のうちだ」と言い、アメリカ軍の中東戦力増強にも反発した。
欠席裁判の罪状、判決の承認と法的効力を公表するイラン法相
先月行われた欠席裁判の様子
法令の拘束力、執行の可能性を否定したザリフ外相(上)
外相に同調したロウハニ大統領(下)
*ロウハニ大統領は裁判の参加資格を持ちながら棄権した。
【FNH】テヘラン国際通信 日本語ジャーナル
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